防災グッズはいくらかかる?1万円・3万円・5万円で揃えるものと買う順番

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防災グッズを調べ始めると、必要なものが次々に出てきます。全部揃えるといくらかかるのか分からないまま、手が止まるのはよくあることです。

この記事では、予算ごとに「何から買うか」を順番に並べます。1万円で始めて、あとから足していく形でも構いません。

結論:1万円から始められます

図:予算別の到達点
  • 1万円 水・食料・トイレを1人分3日。ここが最優先です
  • 3万円 防災セットを土台に据えて、家族分の不足を足す
  • 5万円 上記に電源を足す。停電が半日を超えると効いてきます
  • それ以上 据置の蓄電池の領域。全世帯向けではありません

上から順に埋めてください。飛ばして電源から買うと、水と食料が抜けたまま残ります。

金額の大きいものから買わないでください。ポータブル電源は目立ちますが、水と簡易トイレが無い状態で電源だけあっても、生活は成り立ちません。

※ 記載の価格は2026年8月20日に各販売ページで確認した金額です。セールや改定で変わります(実際、直近1週間で複数の商品が変動していました)。購入前に販売ページで最新の金額をご確認ください。

予算1万円|水・食料・トイレを1人分

最初の1万円は、他のもので代用できないものに使います。明かりやラジオは後回しでも何とかなりますが、水と食料とトイレは代わりがききません。

買うもの目安金額の目安
1人1日3L × 3日 = 9L(2Lボトル5本ほど)約1,000円
非常食1人1日3食 × 3日 = 9食約4,500円
簡易トイレ1人1日5回 × 3日 = 15回分約2,000円
明かり懐中電灯かランタン1つ+予備電池約2,000円
合計約9,500円

水はスーパーやドラッグストアの普段の買い置きを多めにする方法で足ります。専用の保存水でなくても、飲んだ分を買い足していけば期限は切れません。

非常食は、9食を1つずつ買うよりセットのほうが計算が楽です。アルファ米は水でも作れるものがあり、湯を沸かせない状況でも主食になります。

予算3万円|防災セットを土台にする

3万円まで出せるなら、市販の防災セットを1つ入れるのが早いです。ゼロから個別に集めるより抜けが少なく、リュックや救急用品など「自分では選びにくいもの」が最初から入っています。

買うもの金額(確認時点)
防災セット(一人用・37種40点)¥14,800
非常食セット(9食)¥4,536
簡易トイレテント(在宅避難の目隠し用)¥5,980
(家族分を買い置きで)約2,000円
合計約27,300円

市販セットは「持ち出す」前提で作られているため、自宅にとどまる場合に要る水や簡易トイレの数は、別に足すことになります。また軍手や乾電池は、あえて入っていないことがあります(自分で買い足す前提で価格を抑えているため)。

断水したときに困るのがトイレの場所です。簡易トイレ本体は買っても、使う場所の目隠しまでは用意していないことが多くあります。在宅避難を想定するなら、ここまで含めて考えておくと当日慌てません。

予算5万円|電源を足す

ここで初めてポータブル電源が候補に入ります。停電が数時間で復旧するなら無くても足りますが、半日を超えると効いてきます。スマホの充電、明かり、夏は扇風機、冬は電気毛布。

予算足すもの金額(確認時点)
3万円の内容約27,300円
+電源288Wh級のポータブル電源¥24,990
合計約52,300円

いきなり大容量を買わないでください。288Wh級ならスマホの充電と明かりは十分に賄えます。1000Wh級は10kg前後、2000Wh級は20kgを超えるので、「持ち出す」用途を考えているなら重さのほうが先に問題になります。

Jackery 300D ¥24,990(288Wh/定格300W・確認時点)。

どの容量を選ぶかはポータブル電源は防災用に何Wh必要?家電別に計算する早見表で計算できます。メーカーで迷う場合はJackery と EcoFlow の比較を、発電機と迷う場合は発電機とポータブル電源はどちらを選ぶ?をご覧ください。

家庭ごとに足すもの

ここまでは大人1人を基準にした金額です。家族構成によって、上に積む分が変わります。

状況足すもの目安
人数が増える水・食料・簡易トイレ(共有できません)1人あたり約7,500円
子どもがいる年齢に合うサイズの物、食べ慣れたもの、待つ時間の道具+数千円
ペットがいるフード・水を5日分以上、キャリー、健康情報+約7,000円〜
高齢の家族がいる常用薬、体格に合う物、持ち出せる重さの見直し個別

ペットの分は、人間用の防災セットには入っていません。環境省のガイドラインではフードと水を少なくとも5日分(できれば7日分以上)とされており、人間用の3日分より長めです。

ペット用防災バッグ10点セット ¥6,880(確認時点)。※フードは含まれないため別に用意します。

予算を使わなくていいところ

図:ここにお金をかけなくて足ります
  • 人数分のラジオ・ランタン 家族で1台あれば共有できます(懐中電灯だけは大人の人数分あったほうがよい)
  • 市販セットを人数分 大きめを1〜2つにして、足りないものだけ買い足すほうが安く済みます
  • 専用の保存水 普段の買い置きを多めにするだけでも回せます
  • 持ち出し前提の大容量電源 20kgを背負って移動するのは現実的ではありません
  • 家庭の防災用としての発電機 排気の問題で屋内では使えません

「あれば安全度が上がる」と「無いと困る」は別です。先に後者から埋めてください。

こんな方には向かないかもしれません

図:この記事が合う人/合わない人

別の記事のほうが合います

  • すでに一通り揃っていて、中身を見直したい
  • 容量や機種を具体的に決めたい
  • 据置の蓄電池を検討している

この記事の内容で足ります

  • 何から買えばいいか分からない
  • 予算の目安を知りたい
  • 少しずつ揃えたい

よくある質問

Q. 1万円では足りませんか

A. 1人分3日なら足ります。水・食料・トイレ・明かりで約9,500円です。家族の人数が増えると、水と食料と簡易トイレはその分だけ増えます。

Q. 一度に全部買ったほうがいいですか

A. 分けて構いません。期限管理の面ではむしろ分散させたほうが楽です。全部を同じ日に買うと、5年後に同じ日にまとめて期限が来ます。

Q. どこから削れますか

A. 電源からです。停電が数時間で復旧する地域なら、後回しにしても生活は成り立ちます。逆に水・食料・簡易トイレは削れません。

Q. 価格は変わりますか

A. 変わります。この記事の金額は2026年8月20日に確認したものですが、直近1週間でも複数の商品が値上がりしていました。購入前に販売ページでご確認ください。

まとめ

図:この記事の要点
  • 1万円で1人分3日(水・食料・トイレ・明かり)は揃います
  • 3万円で防災セットを土台に据えられます
  • 5万円で電源まで届きます。ただし電源は最後で構いません
  • 金額の大きいものから買わない。代わりがきかないものが先です
  • 一度に揃えなくてよい。分けたほうが期限管理も楽になります

まず水と非常食を3日分。そこまでで、いちばん大きい部分は埋まります。

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このサイトを書いている人

防災備蓄おじさん/防災備蓄ナビ

2011年の東日本大震災で両親が被災し、1週間を車の中で過ごしました。当時、実家には備蓄が何もありませんでした。それをきっかけに、東京の自宅と実家で同じものを備蓄し、気づいたことを共有してきました。その過程で分かったことをまとめています。

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